○モリリンのコメント
来年1月で13歳になる♂のラブラドール レオ君。つい1カ月前に脊椎の骨肉腫疑いと診断されました。検査の1週間前まで元気にドッグランで走り回っていたのに、、、。ドッグランでは、頭が良くて優しいレオ君はみんなに好かれる人気者。
病の宣告から1週間で後ろ足が立たなくなり、今は自力歩行ができません。自宅での介護生活が始まりました。
リビングがレオ君部屋となり、部屋の真ん中でレオ君が鎮座。レオ君は、かつてドッグランで颯爽と走っていたように今でも動き周りたい様子。なぜ動けないのかレオ君が理解できないのが不憫でなりません。また、飼い主様のレオ君への深い愛情と、晴天の霹靂のごとく降ってわいたような病宣告に戸惑われている様子がひしひしと伝わってきて胸が痛くなります。
唯一の救いは、レオ君はまだまだ食欲旺盛で、もしかしたらまた歩きまわれるのではないかと思えるほど目には元気いっぱい。大型犬で13歳はかなりの高齢ですが、ものすごく若々しくてハンサムです!気力・体力ともに病と闘う意気込みは十分。最近ではお尻に第五と第六の肢が生えたのではないかと思うほど「お尻歩行」が上手になって起用に動き回れます。しかも早いんです!
大型犬の介護は、犬よりもむしろ飼い主様のメンタルと健康が何より重要です。時には手抜きすることも大切。いつもフルパワーでの全力疾走は、すぐにくたびれてしまいます。
人間の介護同様、介護には笑いと息抜きも必要ですから、たまにはご夫婦で映画鑑賞やデートに出かけてください(*^_^*)。飼い主様ご夫婦は、24時間体制のレオ君の介護をお二人で協力しあい、いたわり合いながら実に仲睦まじくこなされていらっしゃいます。いつも往診に伺う度にそんな姿を拝見しうらやましくもあり、夫婦のあり方も勉強させていただいてます。
〇飼い主様のコメント
後ろ肢が不自由になったレオ君を病院に連れて行くのは毎回大仕事です。しかもこんな大病になり、レオ君自身戸惑っていたのでしょうか、当初は落ち着かない様子でした。これから先の生活を考えると私達飼い主も不安で心細かった数週間。でも、身近に往診専門病院があることがわかり一安心。まず私達の心の安定が図れたことでレオ君の精神状態も良い方向に変化したようでうれしいです。