〇モリリンのコメント
「先生、これ見て!」
週1回のオゾン治療に伺った飼主様のお宅で目にした光景。
甘酸っぱい臭いが漂う完熟のパイナップルの見るも無残な姿。
飼い主様が留守にされている間に起こった悲劇。
犯人はこちら↓↓
オゾン治療を受けている13歳のボーダーコリー さすけ君
そうです。前回のブログで紹介させていただいた「トナカイ 弥七君」の相棒です。
実はサスケ君、9月に肛門嚢腺癌と診断され現在抗がん剤治療中で、
免疫力アップ+抗がん剤によるダメージの軽減
の目的でオゾン療法・注腸法を9月から週1回受けていただいています。検査時には他の臓器への転移も認められていたのですが、11月の検査で癌が小さくなっているとの診断を受けました。
抗ガン剤を週3回服用。今のところ消化器症状などの抗がん剤の副作用は見られず元気いっぱいで「本当に病気?」と疑うほど
パイナップルにそのままかぶりついて半分完食するほどの食欲とワイルドさ
さすけ君は飼い主様宅の用心棒兼門番でもあるので、治療の際には毎回「俺様の家には一歩たりとも入れさせねえ、俺様には指一本触れさせねえ」という洗礼を受けますが、おやつを食べながらオゾン治療を受ける、という技を飼い主様が編み出してから診察がスムーズになりました。
抗がん剤の副作用には様々なものがありますが、食欲減退・下痢嘔吐といった消化器症状や元気消失はよく見られます。こうした副作用によって、治療を断念するケースもあります。
抗ガン剤とオゾン治療の合わせ技によって治療の選択肢が増え、1頭でも多くの動物の命が救われることを願っています。
頑張れ、さすけ君!!
*オゾン治療の効果には個体差があります